asagao’s blog

asagaoの観察日記。

エレファントマンの話

小さい頃テレビで「エレファントマン」という映画を親が見ていて、私も一緒に見ました。

エレファント・マン [Blu-ray]

白黒で、見えにくい画面。
覆面の男。

その素顔はひどい奇形。

私は映画の中の、その顔を見た瞬間、耐え難い恐怖に陥りました。

衝撃的な恐ろしさでした。

映画の内容はよく覚えていませんが、その後私は、「エレファント」「ゾウ」などの単語を耳にするだけで恐怖を感じるようになってしまいました。

コワイ!聞きたくない!
思い出したくない!

そんな感じです。

物語は、暗く、悲しいもの。
事実らしい、という事。
それくらいの、記憶のままずっと、
大人になっても覚えていました。

でも、今はもう何故か怖くないのです。
そして、私がこんなにも恐怖を感じた理由を知りたくなって調べてみました。

分かったことは、

実際に存在した人物の物語だったということ。

辛く悲しい人生を生きつつも、誇り高く優しい人物だったと言うこと。


本人の写真が残っていますが、確かに彼の左目には知性の輝きが見える。

彼が誇りとした左手だけは、奇形を免れ正常だった。

その左手を除くと、全身は酷い腫瘍と変形で、歩くことも困難で、杖を使っていた。

生まれたときは正常だった。

しかし、発育と共に変化が現れ彼を蝕んでいった。

出会った人がパニックを起こすほどの姿に。


ここで、私は気づきました。

同じ様な奇形をチェルノブイリの子供の写真に見たことがある、と

つまり、彼の奇形は胎児の時に自然放射線を浴び、DNAを損傷したのでは無いだろうか。

そのため、細胞分裂の際にDNAが正常にコピーされないため、育つ程に奇形が酷くなっていったのでは?

これは、私の推論です。

ゾウの様に巨大化した痛ましい足を持つチェルノブイリ原発事故の影響を受けた子供。

エレファントマンの巨大化した右手。

よく似ています。


チェルノブイリ事故の時も、私は「エレファントマン」と同様の「耐え難い恐怖」を感じました。

もし、私があの場所にいたら、

私は土地を捨て逃げられるだろうか。


今になって、1つに繋がった2つの恐怖。

日本が原発事故を起こし、避難する土地もない現実。

今後起こり得るかもしれない、奇形問題。

昨日は、ふと、そんな事を考えていました。


「エレファントマン」は、自分の病気の原因を知りたがっていたそうです。

どうして、あんなにも美しかった母親から自分のような子供が生まれたのかと。

彼は今はもう、その真相を知っているかもしれませんね。