asagao’s blog

日記と雑記、読書メモは個人的感想でネタバレ含みます。

モンテ・クリスト伯 読書メモ3

「さあ、さあ、希望をもつんだ!」
自分でもなんの意味ともわからずに、ダンテスの父がそう言った。(アレクサンドル・デュマ山内義雄訳「モンテ・クリスト伯一」岩波書店)


この「希望」という言葉!
この言葉を、第1巻でダンテスの父が発している。
「自分でもなんの意味ともわからずに」。

これこそ、第一の大きな伏線だったのですね。

優しく、聡明な父親。
やっと戻ってきた息子を、無実の罪で囚われてしまう。
そして、思わずもれたその言葉が、その後の息子の人生を暗示しているとは。