asagao’s blog

asagaoの観察日記。

モンテ・クリスト伯 読書メモ40

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アルベールとドブレーの訪問。

モンテ・クリスト伯は、ドブレーが何故来たのかを察している。
ダングラール婦人の好奇心によって、その目のかわりに送り込まれたドブレー。

会話の中で、ドブレーが愛人であることにも気づく。


どのような立場で、何のために来たのかを見抜く目を持つモンテ・クリスト伯には、恐いものなど無い。

やはり何事に置いても、知らないと言うこと、気づかないと言うことは損だ。

損だけで済めばまだいい、人生を誤るような事になれば、後悔してもしきれない。


会話、その内容、表情、身ぶり、人格、性格、交友関係、嘘と真実。


冷静に客観的に、感情を交えず分析する能力。

例え今自分が苦境にあったとしても、侮辱される立場であったとしても、感情に左右されずに正確に分析できるか。

この次の一手をあやまたず打つことができるか。

焦るな。

この一言に尽きる。

一時の勝敗に左右されるな。

自分の立ち位置と相手の立ち位置を、客観的にそして俯瞰してみれば面白くさえある。

所詮ちっぽけな人間のやることだ。
この世の中の気分を害する出来事の大半は、蔑むべき低俗な輩の滑稽な一人相撲だ。


何を目的とし、その行動を取るのか。
何を期待して、その言葉を吐いたのか。

裏を反せば単なる嫉妬や憎悪、排斥を目的とした単純な感情がある。

「お前が目障りだ」という感情。

それは、お前は俺より「優れている」から目障りだ
という感情だ。

決して認めないだろうが。

人は、自分より下だと思う相手には無関心だ。

皆、人と自分を比べ、自分が勝っていれば安心する。

自分が劣っていれば、何とかして逆転させようとする。

これが今の世の中のイジメや、嫌がらせの本質だろう。


だから、真実を見抜けないと損をする。

損だけでなく、自分に本当に価値がないと勘違いする。それこそ相手の思う壺だ。


今他者に苦しめられている人がいるなら、知るべきだ。

価値があり優れているのは、常に嫉妬される側。
苦しめられている側の人間であると。

他者を苦しめる輩は、自分自身に罪人の烙印を押すことになる。どんな理由があろうといじめはダメだ。手段として間違っている。

だから、いじめられているなら誇りを持て。

嫌がらせを受けたら、客観的に見て笑え。

その余裕を持て。

絶対的な自信は余裕を生む。

余裕は正確な判断を導く。



思索する。
本を読み、思索する。
明日への糧とするために。