asagao’s blog

asagaoの観察日記。

モンテ・クリスト伯 読書メモ66´ ドS伯爵

66´逐一ネタバレです。
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久々にモンテ・クリスト伯 読書メモ´(ダッシュバージョン)です。

↓問題のこのシーン。
アルベールの決闘を平然と受けるモンテ・クリスト伯。

ドSですよね。

ドS伯爵ですよね。

もはや、アルベールが可哀想なくらいです。

この辺の描写はどれも好きです。(ドMか!!)

最初に目をキラッキラさせたアルベールをオペラ座の平土間(アリーナみたいなところ)に見つけて、わざと違う方向を双眼鏡で見ながら、視線だけアルベールに向けているとか。

アルベールの訪問で、自分の桟敷の鍵が回る音に、細心の心構えで待ち受けるとか。

明らかな異常事態なのに、アルベールが、あれ?なんで決闘を申し込むんだっけ?と思うくらい、通常運転な伯爵だったり。

そうかと思うと皆が注目してるのに、わざと「モルセールさん」とか言って、一瞬で「あ!やっぱり伯爵が犯人だった」と目覚める事になるアルベール。
もう完璧におちょくられてます。

手袋投げたくても、投げさせてもらえないアルベール。(友人たちに羽交い締め&マクシミリアンすかさず手を押さえるというチームワーク完璧な上に、どちらかというと伯爵優遇。)

しかも、伯爵立ち上がらないで椅子を前にかしげてその手袋をつまみ取るとか。
(この椅子をかしげる仕草って全世界共通なんですね)

最終的に「ここは私の城(オペラ座の専用桟敷)だから出ていけ。」
と、外へ放り出されるアルベールとか。

もう、いろいろと面白いです。
アルベールは散々ですけどね。

伯爵、この日がまた黒い衣装なんですよね。
カッコ良し。

ほんとに優れた作家がノリノリで書くヒット作品というのは、登場人物に血が通っているというか、不思議なリアリティーがありますよね。
すごく引き込まれます。


漫画家もキャラクターが勝手に動き出すとかよく聞きますし。
ストーリーとか、音楽ならメロディーが降ってくるとか、沸いてくるとか、色々なことが言われてますよね。
そういうのってあるんだなぁと、こういう作品を読むと感じます。