asagao’s blog

asagaoの観察日記。

HUNTER×HUNTER感想 ノヴの重要性。

HUNTER×HUNTERの感想。

蟻編。

ノヴの重要性。

彼は臆病か。

いや、誰よりも勇気がある。

そして、物語の鍵となる存在。

彼がいなければ、そもそも作戦自体が成立しない。

どれほど戦闘力があるハンターがいたとしても、成立しなかった。



自分の恐怖心と戦い、自分の役割を成し遂げたノヴ。

ノヴがもし、恐怖を感じない無敵のキャラクターだったら、物語はつまらなかった思う。

ここに、人間らしい感覚を持つノヴ。

しかも、それでいて要所、要所で的確な行動、仲間の救助。

最高にカッコいい。


臆病だからこそ、怖さを知るからこそ出来る事がある。

これは重要だ。

組織として非常に重要な存在。

組織にはノヴのような人材が絶対に必要だ。



歴史にも先例がある。

臆病な部下が、常に逃げ道を考えながら主君に付き従っていた。

誰もが、それを笑っていた。

しかし、主君が窮地に陥った時、逃げ道を示し命を救ったのは、その臆病な部下だった。




それはつまり、臆病ではなく危機管理能力なのだ。

順調なときに、いかに最悪の事態を予想できるか。

これ以上進むのは危険だ。
任務を果たすには此処までが限界だ。
限界を明確に見極め、被害を最小に止める勇気。

それができるか出来ないかが、作戦全体の成否を左右する。

たった1つの手違いや失敗で、物事は成立しなくなるからだ。

HUNTER×HUNTERは組織論も含む。

蟻編は特に作戦に関わる人々の特性、性格、心理、どれを取っても絶妙だ。

組織とは、このような多種多様な人材の長所と短所を寄せ木のように組み合わせてできる1つの芸術作品。

それを分かりやすく示している。

つまり、まるで1つの生物のように自在に、求められるパフォーマンスを実現するのは、適材適所に人材を配置した組織。

そして、組織の長に求められるのは、誰を何処に配置するか。

組織の長が、個人の能力、性格、思考経路をどこまで理解出来ているか。

誰の短所を、誰の長所で補うか。

凸凹を、いかに滑らかに繋ぐか。

そこにかかっている事を示している。

とにかく、ノヴの配置がスゴい。

いや、蟻編は全部スゴい。



HUNTER×HUNTER モノクロ版 29 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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